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ピンクに塗り替えられた女性刑務所が完成 [痛いニュース]

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女性受刑者を収容するために改装していた松山刑務所西条刑務支所(愛媛県西条市玉津)の工事が完了し、報道関係者に29日、公開された。

 女性受刑者の刑務所は四国初で、収容定員は83人。11月から収容を始める。

 女性受刑者増加による施設の全国的な過剰収容状況を緩和し、処遇改善が図られることになる。受刑者の圧迫感を和らげようと、単独室や共同室のドアは白からピンクに塗り替えられた。

 子供が生まれた場合、1歳まで利用できる育児室も備わっている。また婦人科を設け、刑務官37人の大半は女性が務める。

 松山刑務所によると、全国の女性受刑者は今年3月末現在、計7か所で収容定員3342人に対して収容人数は3440人で、収容率は102・9%。単独室に2人が入ったり、作業室でも2人で使うテーブルを3人で使用したりして、刑務官の監視が届きにくかったという。

 同支所は2013年2月に約20人の男子受刑者が松山市の松山刑務所に移り、女性刑務所になることが決まった。今年5月に着工し、8月18日に完成した。事業費は1億6000万円。

 松山刑務所の中平秀仁・総務部長は「四国の女性受刑者は和歌山県などの刑務所に収容していたが、作業や生活をしやすい施設が整った。就労指導に全力で取り組む」と話した。


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